財政部が7日に発表した今年7月の税関輸出入統計によりますと、台湾の7月の輸出は282億米ドルで、前年の同じ月に比べて0.4%増加でした。それまで、新型コロナウイルス感染の影響で4カ月連続のマイナス成長となっていましたが、7月にはプラス成長に転じました。
財政部は、7月の輸出がプラスに転じた原因として、新型コロナウイルス感染の影響によって、在宅でのリモート方式での仕事スタイルが普及したこと、学校の授業がオンラインで実施されるようになったことなどから、5G(第5世代移動通信システム)などの新しい技術とその応用が拡大したことから、情報通信機器、電子製品の輸出が増加したこと、従来型産業製品の輸出がやや持ち直したことを挙げています。また、季節性の繁忙期に入ったことによる効果も指摘しています。全般に、新型コロナウイルス感染の影響の最悪の時期は脱したと考えられています。
また、輸出先別に見ると、中国大陸および香港、アメリカ向けはいずれも増加でしたが、特に中国大陸および香港向けは、1カ月当たりとして過去3番目に高い数字でした。一方、ヨーロッパ、アセアン、日本は減少でした。
なお、1月から7月の輸出の累計は、前の年の同じ時期に比べて0.5%増加でした。
これに対して、輸入は228億3000万米ドルで、前年の同じ月に比べて6.8%減少でした。これは、原油価格の低迷、関連する石油化学原料の売れ行きの不調などが原因です。なお、1月から7月の輸入の累計は、前の年の同じ時期に比べて1.3%減少でした。