台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部の「中央感染状況指揮センター」は1日、ベルギー人男性の感染が確認されたことを発表しましたが、感染経路は今のところ分かっていません。感染経路を確認中で、この感染者を台湾での域内感染にカウントするかどうか、確定していません。
台湾では、新型コロナウイルスの域内感染が4月13日からゼロを続けており、ベルギー人男性が台湾域内で感染していた場合、ゼロ感染の記録が途切れることになります。
このベルギー人男性は、20歳代のエンジニアで、仕事のために5月3日に台湾に入りました。台湾に到着した後、14日間の待機を経ましたが、症状がなかったことから、検査を行わずに待機を終了しています。
この男性は、帰国準備のため、7月29日に病院を訪れ、自費で検査を受けたところ、1日に陽性が確認されました。現在、入院して隔離治療を受けています。また、この男性との接触者に対して、検査を進めています。
これについて、指揮センターの陳時中・指揮官は、海外で感染していた可能性が比較的に高いが、最終的な判断は専門家に任せると指摘しました。
また、現在、ほとんどの人がマスクを着用しないようになっていると指摘し、エレベーター、娯楽場所、映画館などの密閉空間では、必ずマスクを着用するよう、改めて呼びかけました。
指揮センターのメンバーで感染症の専門家である張上淳氏は、ベルギー人男性の感染確認によって、台湾での新型コロナウイルス感染対策に疑問の声が上がっていることに対して、「もし全国民がゼロ感染の継続にこだわるのであれば、海外との往来に対する規制を緩和することは難しく、新しい感染者が出てほしくないからといって、感染対策がおろそかになるようなことがあってはならない」と警告しています。