台湾は2020年上半期、人口の自然増減数がマイナスになりました。
子供2人を持っている蘇さん。子供を私立幼稚園に通わせた。授業料だけで月台湾元4万元(約日本円15万円)、もうひとり子供が欲しくても養えません。
内政部の統計によりますと、今年上半期、1月から6月の六ヶ月間、出生数が死亡数より高い月は、わずか1ヶ月。上半期の合計出生数は79,760人、死亡数は88,555人、9000人近くの差があります。
また、新型コロナウイルスの影響で、海外移住者は移入者より16,026人多く、これも台湾の人口が減少する原因の一つと見られています。
国立台湾大学社会学科の薛承泰・教授によりますと、これほど低い出生率は、1950年に中華民国政府が台湾に移転して以来初めてということです。
また、新型コロナウイルスの影響で、今年上半期の結婚件数は62,345組にとどまり、去年同期(68,887組)よりおよそ6,500組減少しました。再来年は、寅年です。寅年生まれの子供は台湾では好まれていないため、これから3年間、台湾の人口成長率は引き続き低迷する見込みです。
薛・教授は、「これから10年間、高齢者は190万人増え、労働者世代は180万人減少するだろう」と予測しました。
内政部によりますと、今年の6月まで、台湾で15歳以上64歳未満の労働者は、およそ3.9人が、1人の年長者か子供を扶養しています。国家発展委員会は、2040年には、2人で1人を扶養し、さらに2065年になると、1.2人で1人を扶養することになると指摘、労働世代の負担がだんだん重くなっていくと推測しています。
(編集:曽輿婷/王淑卿)