台湾北部、台北市の北門に位置し、日本統治時代の歴史的建物、「台北記憶倉庫」こと「旧三井物産株式会社北門倉庫」は、今年の年始に運営を民間企業に委託してから、今月20日、5ヶ月ほどの整備を終えて正式に開館しました。
「旧三井物産株式会社北門倉庫」は、日本統治時代に鉄道輸送の荷物を保管する倉庫でした。2014年に都市計画により元の場所から東へ50メートル引っ越し、2018年以降は台北市の歴史を展示する「台北記憶倉庫」に転身しました。
リニュアルオープンした台北記憶倉庫は、2階建ての展示スペースとなっています。一階は動画と常設展です。日本統治時代に財閥、三井物産による樟脳、茶葉、木材などの産業の営みを軸に、台湾の森林資源、部族の交流、運輸産業の発展、そして台北城の景観の変遷などを紹介しています。
2階は、特別展示エリアとなっています。第一陣として、台湾の山や川などの自然環境と台北城の発展との関係、そして水力発電所が各部族にもたらす生活の変化などを紹介し、山や川と都会の未来を検討しています。
台北記憶倉庫の運営会社、「景澤創意(Vision Union)」の呉思儒・執行長は「こういった動画と実体との関係を通して、台北人、地方からの観光客、さらに外国人に、この空間と台北城との関係、台北城と台湾北部の山々との関係を知ってもらいたい」と話しました。
民間委託を導入した台北記憶倉庫には、レストランとカフェ、台湾のデザイナーによる商品の販売エリアなどを増設しました。営業時間も、火曜日から日曜日の午後1時から9時となり、夜も楽しめる台北市の新たな観光スポットとなります。
(編集:曽輿婷/王淑卿)