20日の第15代正副総統就任を祝うため、中央銀行は7日午前10時から12日正午12時まで、インターネットを通じて第15代正副総統就任記念金貨と銀貨の予約販売を行いました。正副総統の就任記念金貨と銀貨のネット予約は初めてです。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためです。
ネットでの予約販売に提供されたのは、金貨7000枚と銀貨3万5000枚で、それぞれ発行枚数全体の7割を占めています。12日正午まで金貨が3265枚(46.6%)、銀貨が4204枚(12%)売れました。金貨だけを買った人は959人、銀貨だけは1898人、両方とも買った人は2306人です。
ネットでの予約販売の利用者は、12日午後5時から15日午後3時30分まで、6種類の支払い方法を利用して決済することができ、決済した後、20日から一ヶ月以内に、台湾銀行の160の支店で記念貨幣を受け取ることができます。この記念貨幣は、20日以降、台湾銀行の支店160ヶ所でも買えます。
中央銀行は、第15代正副総統就任金貨(金1オンス)を1万枚、一枚台湾元5万6000元(約日本円20万円)、銀貨(銀1オンス)を5万枚、一枚台湾元1600元(約日本円5700円)で販売しています。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、安全資産とされる金の相場が上昇しています。その影響を受け、第15代正副総統就任金貨は、2012年に発行された「馬英九・呉敦義就任記念金貨」の台湾元5万4000元を上回り、史上最高値の一枚5万6000台湾元を記録しました。記念金貨の額面は台湾元2000元(約日本円7100円)、記念銀貨の額面は、台湾元200元(約日本円710円)です。
中央銀行は、台湾初の総統直接選挙が実施された1996年から正副総統就任記念貨幣を発行していますが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、初めてネット予約販売と実店舗での販売の二つの方法をとっています。
中央銀行がこれまで発行した正副総統就任記念金貨のうち、最も人気の高かったものは、1996年の「李登輝・連戦就任記念金貨」で、4万8000枚も売れました。最も人気が低かったのは、「馬英九・呉敦義就任記念金貨」で、1万枚発行したものの、2000枚しか売れませんでした。11日の国際市場における金の相場で計算すれば、投資利益率が最も高いのは、台湾で初の政権交代が行われた2000年と2004年に発行された、「陳水扁・呂秀蓮就任記念金貨」です。投資利益率は、200%以上にも達しています。
なお、台湾では、この記念コインのことを、再選を果たした蔡英文・総統と頼清徳・次期副総統の名前からそれぞれ一文字をとって、「『英徳』総統就職記念幣」と称されています。
(編集:王淑卿)