「母の日」。台湾は日本と同じように5月第2日曜日だ。
(ちなみに、台湾では父の日は8月8日で、日本とは異なる。中国語のお父さん「爸爸(パパ)」と「88」の発音が近いという理由の、いわばダジャレだ。この日を父の日とするのは台湾だけらしい)
「母の日」は、法律で定められた記念日にはなっていないが、お祝いは盛んだ。プレゼントをしたり、家族そろって食事に出かけたりするのが定番の祝い方だ。この日、レストランは予約で満杯となる。ただ、今年は新型コロナウイルス感染の影響で、大勢集まっての食事会は自粛なので、祝い方は例年とちょっと違うかもしれない。
さて、その台湾のお母さんが減っているのだ。2019年、台湾での新生児は17万7767人で、前年比2.11%減少だった。死亡者数を1471人上回って、かろうじてなんとか人口の自然成長を維持したが、今年(2020年)は人口は減少に転じると予測されている。
内政部の統計によると、2019年に結婚したカップル(同性婚を含まず)は13万1585組で、前年に比べて3818組減少した。この10年で最低だ。つまり、お母さん候補が減っているわけだ。
さらに、今年1~2月に結婚したカップル(同性婚を含まず)は2万3769組で、前年同期に比べて119組、約0.5%減少だった。新型コロナウイルス感染の影響で、結婚式が取り消されているため、今年上半期は結婚するカップルが減ると予測されている。
そして、再来年の2022年は、寅(トラ)年だ。この年は、日本の「丙午(ひのえうま)」に似て、台湾の伝統的な習俗が原因で子供の数が大きく減少する。
少子化の最大の原因は、景気低迷だと言われている。生活習慣や人生観の変化も原因だが、子供を産んで育てるには、とにかくお金がかかるのだ。十分な経済的な基礎がないと、安心して子供が産めない。景気が良くなって、子供がたくさん生まれる台湾が戻ってきてほしいものだ。
【関連サイト】
「数字の台湾(2020-02-24)2019年の台湾での新生児は17万7767人、前年比2.11%減少」
https://jp.rti.org.tw/radio/programMessageView/id/59265
「数字の台湾(2020-04-13)台湾の企業主、女性が36.4%」
https://jp.rti.org.tw/radio/programMessageView/id/59537