台湾の在来線、台湾鉄道は8日、9月1日から、特急列車にあたる自強号のうち、ディーゼルカーを使用する列車(以下、ディーゼル自強号)について、運賃を3%値下げする事を明らかにした。
台湾鉄道の特急列車、自強号には、日本製の振り子式電車、プユマ号を使用する列車(以下、プユマ号)、同じく日本製の振り子式電車、タロコ号を使用する列車(以下、タロコ号)、両端に機関車が連結されるプッシュプル式の列車(以下、プッシュプル自強号)、そしてディーゼル自強号がある。
台湾鉄道によると、このうち、台湾中部から東部・花蓮駅を結ぶタロコ号、そして花蓮駅と南東部・台東駅を結ぶ通称「花東線」の電化開業に伴い、7月1日から運行区間を、従来の台北-花蓮間から、台北-台東間へと延長したプユマ号に人気が集中、特にプユマ号では切符がなかなか取れない状況が続いているという。一方、ディーゼル自強号は台北-台東間でも運行されているため、ディーゼル自強号を値下げする事で、これらの利用者を引き付けたいとしている。
台北駅、台東駅間を例にすると、現在、プユマ号、ディーゼル自強号、プッシュプル自強号はいずれも片道台湾元783元だが、このうち、ディーゼル自強号は9月1日から760元となる。
台湾鉄道ではまた、タロコ号、プユマ号に利用者が集中する事を解消するために、タロコ号及びプユマ号については、一割引となる往復割引を取りやめる計画をもっている事を明らかにした。具体的な実施時期については、交通部との会議をを経て決定するという。
仮に往復割引が廃止された場合、プユマ号の台北-台東間の往復運賃は、従来の1409元から1566元となり、継続して往復割引が適用されるプッシュプル自強号とは157元、9月1日から運賃が3%値下げされるディーゼル自強号とは203元の運賃差となる。
台北、台東間では、平日月曜から木曜日まで毎日、自強号が10往復しており、このうち6本がプユマ号、3本がディーゼル自強号、1本がプッシュプル自強号となっている。また週末、プユマ号は9往復運行している。