台湾北部、台北市中山区にあるカラオケ店、銭櫃(パーティーワールド)林森店では26日午前11時前に火事が発生し、5人が死亡しました。
出火の原因はエレベーターの改修工事と見られていましたが、監視カメラによりますと、火元は5階の物置であることがわかりました。
工事の作業員は、「仕事中に変な匂いがしていたから外へ出てきた。火元は工事現場から離れているから、出火の原因はわからない」と話しました。
また、調査によりますと、事故当時に、店の防災設備がシャットダウンされていました。消火ポンプ制御盤のポンプは起動していますが、制御盤の始動スイッチはオフになり、5階、6階、8階には消火栓がありません。スプリンクラー設備の制御弁が閉鎖となり、圧力タンクがゼロになっています。火災警報器親機の音響装置がオフとなり、放送設備と連動されていません。さらに排煙設備も、すべて作動していません。
そのほか、事故当時、エレベーターの改修工事により、天井が一部外され、防火扉もすべて開いたままでしたので、火事の煙が上昇する「煙突効果」が発生し、今回の5人が死亡した事故を起こした原因と見られています。
検察官はパーティーワールドのスタッフと工事作業員合わせて17人に取り調べを行い、パーティーワールドの次長2人とエレベーター工事の責任者に対して、過失致死罪と公共危険罪で送検しました。