「即日からナイトクラブ・ダンスホールは全面的に営業停止にします」
台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部、中央感染状況指揮センターの指揮官を兼務する、衛生福利部の陳時中・部長は、9日、台湾全土のナイトクラブ・ダンスホールを全面的に営業停止させる措置を発表しました。これは、台湾北部のナイトクラブで勤務する女性に、新型コロナウイルス感染が確認されたと伝えられたためです。
台北市の黃珊珊・副市長。「もし台北市での感染確認であれば、必ず感染経路を調査する」
感染症医学会の黄立民・理事長は、「もし本当に誰かが感染していたとすれば、こうした場所は感染が広がりやすい。しかも、ナイトクラブの業者は、客のリストを提出したがらない。感染ルートの調査は困難だ」と話します。
ナイトクラブやダンスホールでは、社会的距離を維持することが難しく、ずっとマスクを着けることもできず、このため近距離で飛沫から感染する可能性が高いと言われています。
指揮センターの陳宗彦・副指揮官。「店が社会的距離の維持をきちんと実施することは無理だ」
しかし、この感染者が実際にナイトクラブで働いていたのかどうかについて、陳時中・指揮官は明らかにしていません。
陳時中・指揮官。「そうした噂が流れているようだ。ナイトクラブかどうかについては、先ほども話したようにナイトクラブやダンスホールは、リスクが非常に高いようだ。このため、全面的な営業停止を指示した。関係する人物については説明しない」
感染ルート調査の担当者は、関連情報、通信記録、足取りなどから、この感染者と接触した家族、病院関係者、職場の同僚を含めて35人を特定し、すべて在宅隔離を要求しています。ただし、こうした情報を公開するかどうかについて、指揮センターは明言しておらず、営業停止によって感染拡大を防ぐとだけ指摘しています。
陳時中・指揮官は、「さらに接触者の調査を進める。もし調査しても分からない部分がある場合、情報公開する可能性もある」と述べています。