台湾では4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに7人増えて累計355人になりました。そのうち、6人は海外で感染したもの、台湾で感染した唯一の症例は台湾北部に住む40代の男性です。感染が確認された初めての店員で、台湾での感染が確認された症例のうち、初めて味覚と臭覚の障害が起きた症例でもあります。専門家は、最近台湾での感染が確認された症例の新型コロナウイルスの型は、次第にヨーロッパで猛威を振るったウイルスの型に近づいていると指摘、警戒を呼び掛けています。
味覚と臭覚の障害は、今回の新型コロナウイルス感染症の症状の一つです。台湾で初めて味覚と臭覚の障害が起きたのは、3月17日に感染が確認された、国立成功大学の学生です。この学生はドイツで感染したとされています。
4日時点では台湾の新型コロナウイルス感染者は、累計で355人になり、味覚・臭覚の障害が起きたのは14人、味覚消失が16人、臭覚消失が8人です。下痢の症状が現れたのが24人です。そのうち、2人は下痢以外の症状はありません。そのため、専門家チームは3日、原因不明の下痢を新型コロナウイルス感染症の通報、ウイルス検査の基準の一つにすることを決めました。
4日に味覚と臭覚の障害が確認された感染者は累計352人目です。直近海外渡航歴はなく、3月30日発熱のため、クリニックを受診、4月1日に味覚・臭覚消失のため同じクリニックを受診、2日に入院、4日に感染が確認されました。
352人目は、一人暮らし、ふだんの活動範囲は家と職場を主としており、発症後、家で待機し、職場に行っていません。衛生当局は、職場での接触者7人、友人2人、計9人を把握したほか、監視カメラの映像を通じて海外渡航歴のある人との接触の有無を確認しています。
なお、中央感染症指揮センター(台湾の新型コロナウイルス感染症対策本部)専門家諮問チームの招集人である、張上淳・教授は5日、下痢、味覚と臭覚の障害はいずれも通報の基準となっているが、下痢の患者が多いため、関連の渡航歴と接触歴と照らし合わせて確認してからウイルス検査を実施する。しかし、味覚と臭覚障害のある人は相対的に少ないため、症状があればウイルス検査を行うことができるとも述べました。
(編集:王淑卿)