台湾北部・台北市の著名な観光スポットである道教の廟、『龍山寺』が13日より参拝客に線香を提供しないほか、参拝客による線香の持参も禁止しています。龍山寺は、台北市のもう一つの著名な道教の廟『行天宮』に次いで線香の使用を禁止する宗教施設となりました。
艋舺龍山寺の黄書瑋・副董事長によりますと、参拝客が多かった、旧暦大晦日の1月24から旧正月3日の1月27日の四日間、試験的に線香の使用を中止したところ、効果が悪くなく、大気中のPM2.5の減少にもつながるため、重役会は、3月13日から参拝客に線香を無料配布せず、参拝客による線香の持ち込みも禁止することを決めたと説明しました。
龍山寺は、2017年6月に香炉を一つ(観音炉)に減少、フランス・パリのノートルダム大聖堂の大規模火災の影響で、昨年5月に蝋燭の使用を禁止、3月13日に参拝客への線香の無料配布と線香の持参も禁止しましたが、観音炉は13日以降も撤去せず、廟側は毎日お線香を立てるということです。
中国語にはお寺や廟の繁栄ぶりを形容する「香火鼎盛」と、代々伝承を意味する「香火薪伝」という四字成語があります。黄書瑋・副董事長によりますと、「香火鼎盛」は、お線香の数が多いのではなく、参拝客が多いことをさしています。「香火薪伝」もそうです。字面の燃える薪をバトンタッチするのではなく、次の世代へバトンタッチする意味です。宗教信仰を代々伝えていくことこそ、真の「香火鼎盛」なのだということです。
(編集:王淑卿)