台湾の最高学術研究機関、中央研究院は8日、新型コロナウイルスの簡易検査キットの開発に成功したと発表しました。
これにより、新型コロナウイルスの検査時間は、最短15分に短縮できる見込みです。中央研究院の廖俊智・院長によりますと、今後は大量生産を目指していますが、台湾の感染者数が少ない反面、大規模の臨床試験ができず、検査キットの精度の検証については、まだ問題があるということです。
中央研究院はこのたび、わずか19日間で、新型コロナウイルス抗原を認識できる抗体を作製しました。この抗体は、ほかのウイルスには反応しないため、より的確に感染を確認することができます。検査時間も、従来の4時間から最短15分に短縮される見込みです。
中央研究院の廖俊智・院長は、「インフルエンザ検査キットの精度は60%だから、この検査キットの精度もたぶん60%ほどと推測している。一般診療所でも検査できるメリットがある」と話しました。
また、最近ネットで拡散されている、「新型コロナウイルス検査キットは、中国の研究成果」というデマについて、廖・院長は、「全く事実無根だ。中国とは関係なく、すべて中央研究院が開発したのだ」と反論しました。
検査キットの大量生産について、これからは企業と話し合いを行い、すべてが順調だった場合、およそ3ヶ月から4ヶ月以内に量産に入る見込みということです。
(編集:曽輿婷/王淑卿)