台湾では、新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、使い捨てマスクが品不足となっています。マスクの交換頻度を減らし、できるだけ長く使うことができるようにと、多くの人がマスク・カバーを購入しています。
こうした中で、嘉義刑務所で服役している受刑者200人も、マスク・カバーの生産に乗り出しました。1日当たりの生産量は500枚から800枚で、近く販売を開始する予定です。
ただし、専門の医師は、マスク・カバーを付けると、マスクと顔の密着度が低下して隙間ができ、感染防止効果が低下する可能性があるため、屋外で使用してもかまわないが、病院に入る時は医療用のマスクをそのまま着用するよう勧めています。
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アイロン、ミシン。素朴なデザインで、軟らかい生地のマスク・カバーが出来上がっていきます。新型コロナウイルス感染の拡大で、使い捨てマスクが品不足となっています。マスクをできるだけ長く使えるようにと、マスク・カバーを使う人が多くなっています。
嘉義刑務所では、受刑者200人を動員して、マスク・カバーを生産しています。1日当たりの生産量は500枚から800枚です。近く、販売を開始します。
嘉義刑務所の指導員、高福君さん。「全力でマスク・カバーを生産しています。他のものは、後回しです」
マスクが足りなくなることを心配して、医療用マスクにマスク・カバーをかぶせて病院を訪れる人が少なくありません。
「マスクが足りなくなるかも知れませんから」
「買えませんよ。本当に必要としている医療関係の方に譲って、自分は節約しています」
ただし、専門の医師は、マスク・カバーを付けた場合、マスクと顔の密着度が下がって、感染防止効果が低下すると指摘します。
マスク・カバーを使う場合、正しい使い方があります。
高雄医学院看護部主任の陳麗琴さん。「ご家族に付けてもらう場合、その方の顔の形に合ったものを選んであげてください。ピッタリ密着するかどうか、試着してみることが大切です」
感染に注意が必要なこの時期。屋外では、マスクの寿命を延ばすために、マスク・カバーを使うのは構いません。
ただし、病院に入る時は、医療用マスクをそのまま正しく着用た方が、感染防止の効果が高いというのが、医師からのアドバイスです。
台湾では、新型コロナウイルス感染の拡大で、マスクが品不足となっています。このため、健康保険制度を利用して、1人が購入できるマスクの量を制限しています。マスクの販売は、健康保険特約薬局や保健所など特定の場所に限定し、健康保険カードを使って登録することで、購入することができます。
先週、1日当たりの生産量が820枚に達したことから、3月5日から1日当たり1週間に購入できる大人用マスクの枚数が、それまでの2枚から3枚に増やされました。子供用マスクは5枚です。今週中には、1日当たりの生産量が920万枚に増える見込みです。
政府は、1日当たりの生産量を1000万枚に増やすことを目指しており、目標達成のためこれまで60本のマスク生産ラインを購入しましたが、このほどさらに32本の生産ラインの追加購入を決定しました。3月末にはこの32本の生産ラインの納品が完了し、4月上旬には台湾でのマスクの生産量は、1日当たり1300万枚に達する見込みです。