新北市の軌道交通MRT環状線が1月31日に開通しました。営業開始の1カ月間、2月29日まで、無料で利用することができます。
十四張駅で行われた開通式には、蔡英文・総統、林佳龍・交通部長、柯文哲・台北市長、侯友宜・新北市長などが出席しました。
新北市の軌道交通MRT環状線の開通式には、蔡英文・総統が出席しました。出迎えるのは林佳龍・交通部長です。台北市の柯文哲・市長、新北市の侯友宜・市長も出席しました。総統、交通部長と違って、二人の市長はいずれもマスクをしています。
侯友宜・新北市長、「私がマスクを外したのは、皆さんとの距離が2メートルを超えているからです」
「出発」。開通式で司会者が呼びかけます。
総工費700億台湾元(日本円およそ2500億円)の新北市MRT環状線は、新北市と中央政府が出資して建設したものです。
蔡英文・総統は、「侯市長、安心してください。あなたが新北市のために尽力していることに対して、中央政府は必ず支持します。新北市と中央政府が手を結んで、新北市が必要としているMRTのネットワークを、一歩一歩、建設していきましょう」と語りました。
新北市のMRT環状線は、1月19日から試乗会が始まり、1月30日までに36万人が試乗しました。そして、31日に開通式が行われ、午後2時から正式な営業運転が始まりました。
ただし、最初の1か月間、2月29日までは、環状線の各駅から出入りする利用者は、環状線の部分が無料となります。
台北市の周囲を囲む新北市に開設された軌道交通MRT環状線は、都市軌道交通である台北MRTの一部となるもので、今回、開通したのはその第一段階で、新北産業園区-板橋-景安-大坪林を結ぶ路線です。
MRT環状線は、都市鉄道(いわゆるメトロ)と路面電車の中間の輸送量を持つ都市軌道交通機関の「中量軌道輸送システム」が採用されています。
計画中の部分も含めて全線が開通すれば、台北市、新北市を環状型に走る路線となるため、環状線と名付けられています。この環状線は、新北市の新店区、中和区、板橋区、新荘区を結んでいます。これらの地区の間を移動するには、従来のMRTのネットワークでは、台北市の中心部に入って再び目的地に向かう必要がありました。この環状線の開通によって、台北市の中心部に入らなくても移動することができるようになります。このため、台北市の中心部の混雑解消にもつながります。
また、MRT環状線は、MRT松山・新店線、中和・新蘆線、板南線、桃園空港MRTと連接しており、また板橋駅で台湾高速鉄道と在来線の台湾鉄道に乗り換えることができます。
MRT環状線は、新北市と中央政府が出資して建設したもので、運営は台北MRTに委託されています。今回開通した路線は、2009年に工事が始まり、昨年11月に完成したのち、運転のテストが繰り返されていました。
なお、車両は日本の日立製作所のイタリアにある子会社の日立レールイタリア(Hitachi Rail Italy S.p.A.)と、台湾の鉄道車両メーカーの台湾車輌が共同で製造したものが使用されている。