中国の河北省武漢市では昨年末、原因不明の肺炎が発生。中国の中央テレビは9日、この肺炎の原因は新型のコロナウイルスの可能性があると報じていた。台湾の衛生福利部(厚生労働省に類似)疾病管制署は、中国からこのウイルスは「SARS(重症急性呼吸器症候群:サーズ)」、「MERS(中東呼吸器症候群:マーズ)」の原因となるコロナウイルスに類似するが、感染経路とウイルスの詳細はさらなる研究が必要だとの連絡を受けたと明らかにした。
なお、台湾は昨年12月31日から武漢からの直行便について、検疫官が機内に入って乗客の健康状況を確認したり、ブリッジで体温を測定したりする水際対策を実施している。最近、異常が見つかった乗客三人のうち、二人がA型インフルエンザに感染したことが確認され、残りの一人は、検査結果を待っているところだ。
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数日間ゲノム解析が行われた結果、中国河北省武漢市で発生した肺炎の原因が分りました。
中国の中央テレビは、その原因は新型のコロナウイルスの可能性があると報じたほか、感染が確認された59人の患者が順調に回復し、相次いで退院していることも明らかにしました。
世界保健機関(WHO)も声明を通じて、新型コロナウイルスは、重症化傾向があるものの、簡単に人から人にうつらないことも明らかにしました。
疾病管制署の黄婉婷・医師は、「まったくの新型コロナウイルスだ。中国の肺炎は動物から人にうつったと思う。人から人にうつる可能性があまり高くない。これまで報告されたことはない。」と説明しました。
コロナウイルスは1960年代に発見されたもの、ウイルスの表面に長い突起があり、コロナに似ていることからそう名付けられました。現在確認されたのは10種類、そのうちの6種類は哺乳動物にうつることが出来ます。SARSとMERSはみなその類です。しかし、今回発見されたウイルスはこの10種類の中に入っていません。
台湾が武漢からの直行便に対して検疫を行ったところ、健康に異常があった乗客を三人見つかりました。
疾病管制署の荘人祥・署長は、「8日夜に新たに発見された乗客はまだ調べているほか、残りの二人は、1人がH3N2(さん、に)に、もう1人がH1N1に感染したことが確認された。」と説明しました。
疾病管制署は、コロナウイルスに感染した場合、発熱や咳などの症状が現れるとし、国民に対して、武漢に行く場合、患者のいるところに行かず、野生動物に触れず、手洗いを励行し、マスクを着用するよう呼びかけています。
(編集:王淑卿)