台湾中部、彰化県にある南瑤宮という廟では、毎年旧暦の大みそかに、誰が最初に線香を香炉に挿すかどうかを競う風習があります。多くの信者が楽しみにしている風習なのですが、参加する人が多すぎて、毎年、大勢の人が押し合い、転んでけがをする人が絶えません。このため、南瑤宮は来年、この風習を変えることにしました。県立体育館から南瑤宮まで、およそ2キロメートルを走って競争しようというのです。走って8分から10分間の道のりです。
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旧暦大晦日の夜。廟の門が開くと、信者が一斉に走り出します。転んだ人もいます。誰が最初に線香を香炉に挿すかをを競うのです。
ここは、彰化県の南瑤宮。毎年、激しい競争が繰り広げられますが、必ずけが人が出ます。このため、廟では、皆がけがをしないよう、来年はルールを改め、駆けっこで競うことにしました。
コースは、県立体育館を出発し、南瑤宮までです。およそ2キロメートルの道のりで、走ると8分から10分ぐらいです。
参拝客1。「普通は、廟の門の前で待っているものでしょう」
参拝客2。「うーん。何だか味気がないですね」
駆けっこに変えることについて、信者の意見はまちまちです。これまでの風習がなくなってしまうと寂しがる人もいます。しかし、前回の優勝者の林さんは、新しいルールの方がずっと安全だと考えています。
「危ないですよ。お年寄りや女性が参加すると、危険です」
南瑤宮によると、駆けっこに参加する人は、肩にゼッケンを付けます。道は通行止めにして、沿道に見張り役の人を配置します。
大みそか、時間になると、車を止めて決められたコースを皆で走ります。沿道の見張り人は、コースの途中で割り込んでくる人や、途中でバイクに乗ってズルをする人がいないか監視します。
1位は賞金8888台湾元、
2位は6666台湾元
3位は3333台湾元と、
語呂のよい数字です。
また、3人の女性枠があります。
すべての人が走り終わったら、皆で参拝し、一緒に線香を香炉に挿します。
彰化市の林世賢・市長は、「賞金もありますよ。金額は例年と同じです、皆の安全が大切です」と話します。
南瑤宮に見られる毎年の旧暦大みそかの風習ですが、伝統を改めて来年は駆けっこの方法に変更されます。さて、この新しいルールで、以前よりも安全になるのでしょうか。間もなくやって来る旧暦大晦日、来年は1月24日がその日です。