2009年8月に起きた台風被害を受け、政府が設立した、行政院モーラコット台風被災地再建推進委員会が8日、5年近くの任務を終えた。8月末に解散し、政府各部門から出向していた職員は本来の職場に復帰する。
モーラコットは台風の名称(台風8号)で、この台風がもたらした豪雨による土砂災害などで、2009年8月7日から10日にかけて、南部の高雄市などで合計700人近くが犠牲となった。台湾では「八八水災(水害)」と呼ぶ。
被災後、再建対象となった44のコミュニティのうち43ヶ所が再建を終えており、最後に残った嘉義県阿里山郷来吉村の42世帯についても9月末には完成するという。
再建推進委員会の陳振川・執行長は、同委員会の任務は終了するが、この台風被害に関する復興の記録は高雄市の科学工芸博物館で展示される他、国際的なドキュメンタリー専門チャンネル、ナショナルジオグラフィックでもドキュメンタリー番組となって放送されるとし、被災からの復興の経験がこれからもずっと受け継がれていくようにと希望した。