中華民国(台湾)が16日に南太平洋にある国交樹立国、ソロモン諸島との国交断絶を発表したばかりなのに、20日、外交部の呉釗燮・部長は太平洋にあるキリバスとの国交断絶を発表した。
呉・外交部長は20日の臨時記者会見で、キリバスは長年にわたる中華民国台湾の支援と友好関係を顧みずに中国と国交を樹立することを非常に残念に思い、それを強く非難すると共に、即日からキリバスと断交し、関連計画の実施を中止し、大使館、技術団を撤収すると明らかにしました。
呉・外交部長によりますと、キリバスは中華民国(台湾)に民用航空機を購入するための高額な資金援助を求めました。中国はキリバスに資金援助を与えると承諾したため、キリバスは中国と国交を樹立することを決定したということです。呉・外交部長は、中国は台湾が「一国二制度」を受け入れるよう、プレッシャーをかけていますが、台湾は、中国の外交攻勢のために主権を譲歩することは絶対ないと強調しました。
台湾とソロモン諸島との国交断絶後、人口11万人のキリバスは台湾の太平洋地域における人口の最も多い国交樹立国となりました。過去一週間、中華民国(台湾)は国交樹立国を二ヶ国失い、15ヶ国となり、太平洋における国交樹立国は、パラオ、ナウル、ツバル、マーシャル諸島のみとなりました。
19日夜、キリバスとの外交関係に変化が生じると伝えられていたことを受け、呉釗燮・外交部長は20日に臨時記者会見を開き、キリバスとの断交を発表すると共に、台湾に駐在しているキリバスの政府関係者の撤退を要求しました。
中華民国は2003年11月7日にキリバスと大使館レベルの外交関係を樹立しました。キリバスはその前の1980年に中華人民共和国と国交を結びましたが、キリバスが中華民国と国交を結んでも、北京当局はただちにキリバスと断交するのではなく、3週間後にキリバスと断交したのです。
(編集:王淑卿)