台湾海峡両岸が合同で海上捜索救援演習を行った。
行政院海岸巡防署と中国大陸の海上捜索救助センターは7日午後、離島の馬祖、そして中国大陸の福建省福州に近い馬尾の、15.4平方キロに及ぶ海域で、合同の海上捜索救助演習を行った。
行政院海岸巡防署は、この合同演習について、実際の海を舞台に、海峡両岸の、海難事故の際の捜索救助に関わる資源を統合し、共同で台湾海峡の航行の安全と海洋環境を守る事を目的に行われるものだとして、中国大陸の海上捜索救助センターが主催し、行政院海岸巡防署の共催によって行われると説明した。
海岸巡防署は、両岸の担当部署があらかじめ何度も話し合うなど、今回の演習は慎重に行っているとしている。中華民国台湾からは海岸巡防署の新北艦、連江艦などの巡視艇、内政部空中勤務総隊のヘリコプターが参加するなど、両岸合わせ33隻の巡視船、ヘリコプター4機、550人が参加した。
海岸巡防署は、今年4月に発生した韓国フェリー転覆事故のケースを元に、中華民国台湾と中国大陸との間の船舶による直接通航である「小三通」の客船の救援活動とけが人の輸送を想定し、海上での人命救助と船舶の消防捜索救助を実施、同時に両岸の緊急時の連絡と、緊急対応メカニズムを検証した。
海岸巡防署によると、今後、2年毎に交互に海上捜索救助合同演習を主催することになっており、船舶の航行の保護、人命と環境の安全という前提のもとで、積極的に両岸の資源を統合し、人道的な救援活動を行っていくという。