中華民国赤十字会が2日に発表したところによると、台湾による東日本大震災被災地再建支援計画の一環である、岩手県大槌町の保育園、「吉里吉里保育園」が完成、2日に落成式が行われた。大槌町の碇川豊・町長は台湾の支援に感謝したという。中華民国台湾からは、赤十字の王清峰・会長、駐日代表処の政務部の徐鼎昌・副部長が出席した。
東日本大震災の発生からすでに三年が経過した。中華民国赤十字は、深刻な被害を受けた、福島、宮城、岩手などの県におけるハードウエアとソフトウエアの再建に積極的に協力している。
王清峰・会長は、幸福を祈ることを象徴する、「天灯(スカイランタン)」と花の模様がある、台湾の二番目に大きいエスニックグループ、客家の布、「花布」で作られた風車を保育園、および園児たちに贈った。王清峰・会長は、保育園の落成は終わりではなく、新たな希望の始まりだと述べ、市民はそこから力をもらい、園児らが保育園の保護の下、平安で楽しく過ごせるよう期待した。
保育園の東谷右衛門理事長は、台湾の赤十字会に対して、金銭のほかに、精神面でのサポートしていることにも感謝を表明した。
園舎の総工費は日本円2億4千万円、中華民国赤十字会は、そのうちの1億6千万円を支援している。新しい園舎は、753平米の敷地に建てられた2階建て。床面積は561平米で、本来の園舎と同規模だが、外壁は明るい虹色なのが特徴。
中華民国赤十字会は、大槌町で730戸の公営住宅建設を支援し、すでに125戸が完成、居住者も入っている。2017年までには全てが完成する予定。育児環境や福祉施設を重点にした復興計画で、地元を離れた若年層の回帰を促すという。
なお、7月31日時点で、中華民国赤十字会が募った震災復興基金は利息を含めて台湾元25億7,774万6,760元,支出は25億6,734萬4,128元。予算執行率は99.6%に達した。余剰金は日本赤十字社とともに、慈善事業に使われることになっている。