23日に発生したトランスアジア(復興)航空の墜落事故で、飛航安全調査委員会(飛安会)がブラックボックス2つを回収した。
台湾南部・高雄市の小港空港を23日午後5時半に飛び立ち、6時半に離島・澎湖の馬公空港に到着する予定だったトランスアジア航空のGE222便が、午後7時過ぎ、馬公空港に近い湖西郷西渓村の民家に墜落した。
トランスアジア航空は24日午前、48人が死亡し、10人が重軽傷を負った事、そして54人の乗客と4人の乗組員のうち、2人のフランス人乗客を除き、残りは皆、中華民国籍である事を明らかにした。
交通部では、事故発生後ただちに、関連の政府部会による緊急対策センターを設立した。対策センターの指揮官は交通部の葉匡時・部長が務める。
葉・交通部長は24日早朝、交通部民用航空局や飛航安全調査委員会のメンバーを伴い、澎湖の事故現場を視察。一行はその後、負傷者を見舞った後、斎場で犠牲者の遺族と対面した。
民用航空局の沈啓・局長と、飛航安全調査委員会の王興中・執行長は、馬公空港に設けられた前進指揮センターで記者会見を開き、事故の処理に関する最新の情報を説明した。沈・局長は、「GE222便は、23日の夜、高雄市の小港空港から馬公へ飛行し、午後7時6分、GE222便は馬公空港で着陸する際、再び上昇することを要求し、その瞬間、レーダーのモニターから消えた。管制官はGE222便と連絡がとれなくなった。その後、馬公の湖西郷西渓村の民家に墜落した。事故の際の規定によれば、空港で事故が発生した場合は、民用航空局の航空ステーションが指揮し、空港以外に墜落した場合は、その地方自治体の首長が指揮を取ることになっている。昨日は澎湖県政府の消防局が午後7時12分に現場に到着し、8時5分に鎮火した」と述べた。
沈・局長は、事故原因については現在、飛航安全調査委員会が調査しているとして、民用航空局では、台北、高雄、馬公の三か所に設けた対応窓口で、負傷者の家族そして遺族の対応を全力で行いたいと述べた。
飛航安全調査委員会の王興中・執行長はメディアに対し、「事故現場における捜索救援活動は終了し、現在、飛航安全調査委員会の調査、鑑識を待つのみとなっている。現在、11人のメンバーが事故現場におり、ブラックボックス2つを回収した。24日にブラックボックスの鑑定と事故現場の調査を行い、原因の究明を進める」と話した。
現在、48人の犠牲者のうち、15人の身元が判明、残りの乗客及び乗組員についてはなお確認中だという。また、墜落現場で住民5人が負傷した事がわかった。10人の負傷者のうち7人は24日正午、国軍の輸送機で高雄及び台北に搬送され、治療を受けているという。
また、遺体をよりよい状態で保存する為、交通部では、20フィートの冷凍コンテナ8つを手配した。