台風10号による強風で、台湾南東部・台東県にある「金城武さんの樹」が倒れて多くの人が心配している。この樹は、台東県池上郷で、広々とした水田の中を通る伯朗大道の脇に立っており、昨年、エバー航空のコマーシャルのロケ地となったことで有名になった。コマーシャルでは自転車でここを訪れた金城武さんが木陰でゆっくりお茶を飲むシーンがあり、それから観光客が訪れるように。大勢の人がやってくるため、地元の農家の人たちの作業に支障が出てしまい、通行制限せざるを得なくなるなど話題を集めた。
しかし、23日に台東県に上陸した台風の風で、この樹が倒れていることがわかり、多くの人が関心を寄せている。池上郷の林文堂・郷長、この樹がある新興村の許金興・尊重と付近の農家の人たちは朝早くから現場に駆けつけて状況を把握。一部の人は、樹が倒れたことは台東県の観光にとって大きな損失と嘆いている。許金興・村長は、台風による風は秒速50メートル以上で、この樹は周りに風をさえぎるものが何もなかったため倒れてしまったと説明。
幸いこの樹はアカギの樹で、生命力が強い。池上郷の林・郷長は、23日にまず枝を減らし、24日に天気が回復するのを待ってただちに元の場所に植えなおすよう決定。報道では、枝が左右に広がる見事な姿はしばらく見られないが、根がつくようなら半年程度で元のような形に戻るとしている。