台風10号が台湾を通過して中国大陸に上陸した。台風10号は23日午前0時10分に、台湾南東部・台東県の長浜郷に上陸、各地に強い雨と風をもたらしながら北西に進み、午前4時には台湾中部の彰化県から台湾海峡に抜けた。
中央気象局によると、台風10号は午後3時には中国大陸の福建省に上陸、午後4時の時点では離島・馬祖の南西約100キロ地点にある。
この台風による死者はなく、台湾全域で9人がけがをした。台東県、東部の花蓮県で5400世帯あまりが断水となったほか、北部の台北市、新北市、桃園県、新竹県、中部の彰化県、北東部の宜蘭県、花蓮県、台東県であわせて40万6000世帯あまりが停電。いずれも緊急で対応しており、23日夜12時までにはすべて復旧できるという。
この台風で23日は台北市をはじめ、多くの県・市が休日となった。交通面では、午前中は全線運休していた台湾鉄道は正午から運転を再開。台湾高速鉄道は午前、1時間に2本ずつすべての駅に止まる自由席列車を運行。
中央気象局では、今後も不安定な天気がしばらく続くとして、各地で局地的な豪雨に警戒するよう呼びかけている。