中央気象局は22日午後、台湾東部の陸地が、勢力の強い台風、台風10号の暴風域に入ったと明らかにした。
台風10号は22日の深夜に台湾東部・花蓮と南東部・台東の間に上陸し、そのまま北西に進み、明日23日の正午には、台湾中部の台中市付近から台湾海峡に抜けるものと見られている。台湾では今夜から明日終日、台風10号の影響を受けるとみられており、中央気象局は注意を呼びかけている。
中央気象局が22日午後7時15分に発表した資料によると、台風10号は午後7時の時点で、花蓮県の南南東190キロの海上にあり、時速18キロから21キロの早さで北西方面に進んでいる。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速38メートルで、風速13.9メートルから 17. 1メートルの暴風域は半径200キロ、風速24.5メートルから28.3メートルの暴風域は半径80キロとなっている。
台湾南東部の陸地及び台湾最南端の恒春半島がまもなく暴風域に入るほか、台湾本島各地及び澎湖、馬祖、金門など離島も影響を受けるという。
中央気象局は、北東部の宜蘭県、花蓮県及び台東県の山地、北部、中南部の山地で特に激しい雨となるとしている。海沿いでは風が強まっており、高波が発生しているほか、山地では落石、土石流などのおそれ、窪地では浸水、川では氾濫のおそれがある事から、海や川、山などに近づかないよう呼びかけている。
なお、台風が上陸する見通しの花蓮県と台東県のほか、北東部の宜蘭県、北部の基隆市、台北市、新北市、桃園県、新竹県、中部の苗栗県、南部の高雄市、屏東県は23日、政府機関と教育機関を休日扱いとする。
また、台湾桃園国際空港では22日、午後6時までに欠航7便、入境取り消しが11便出ているという。