国防部が、中共の軍用機による台湾本島周囲の飛行について、今後は特に発表しない考えを明らかにした。中共の軍用機が台湾本島を周回するように飛行することが相次いでいる。国防部の馮世寛・部長はこのほど衡山指揮所合同作戦指揮センターで報告を受けた。しかし、国防部は20日、プレスリリースで、中共の軍用機による遠海長期訓練はすでに常態化しており、国軍はそれを全て細かく監視しているので、特殊なケース以外は特に発表しないとの方針を明らかにした。
これについて馮世寛・国防部長は21日、報道陣に対し、特別に発表しないのは相手の思惑に乗らないためだと説明した。馮・国防部長は、「相手の心理作戦に乗らないようにするためだ。国軍にはそれらのプレッシャーに対応する力があり、それは我々の責任でもある。そうした考えに基づく」と述べた。
一方、米国は中共の軍用機が遠海長期訓練をしばしば行っていることに対し、台湾の自衛能力を強くサポートするとの立場を新ためて表明した。米国防総省のクリストファー・ローガン報道官は中央通信社が電子メールで行った質問に対する回答の中で、中共人民解放軍の最近の動きが地域の緊張を高めていると思うかどうかについては答えなかったものの、インド洋から太平洋地域の国として、米国は域内のパートナーや盟友の安全、並びに現行の国際秩序の維持、台湾の安定、繁栄、民主の確保に強い関心を持っていると述べた。
ローガン報道官はその上で、米国は台湾の自衛能力を強くサポートし、防御性の武器を台湾に提供することで、台湾の人たちの安全と社会、経済制度に対する武力及びその他の形式による脅威に対抗していくと述べた。