台湾南部・高雄市において、3日連続で大気の深刻な汚染が伝えられている。拡散の条件が芳しくなく、台湾で発生した粒子状物質が引き続き増えていることから、台湾中部以南のうち雲林県、嘉義県、台南市では11日、空気質指数(AQI)が「アレルギー体質の人にとって不健康」だとするオレンジ色レベルとなった。そして、南部・高雄市と屏東県では「全て人たちに不健康」だとする赤色レベルになっている。今月に入ってから、高雄市と屏東県ではすでに赤色の警戒レベルの日が9日間に達している。
行政院環境保護署によれば、この汚染は主に一級発がん性物質のPM2.5だということ。環境保護署では、中部以南では東北の季節風の裏側となるため、粒子状物質の拡散状況が悪く、天気が安定していればいるほどこうした物質が溜まるのに適した環境になると説明している。
高雄市と屏東県の大気の品質が悪化していることを受けて、環境保護署はすでに台湾電力と協議、高雄興達火力発電所の発電量を午前8時半から午後5時までで、合計670メガワット減らし、粒子状物質の排出を抑制しているということ。