花蓮市内を流れる河川、美崙溪沿いに位置する通称「将軍府」ならびに周辺の7棟など、日本占領時代に建造された木造宿舎が、文化部の補助により改修されることがわかった。往年の姿を取り戻すことが期待される。
花蓮県文化局は5日、「これらの建物は、日本占領時代、花蓮港分屯大隊の軍人の宿舎で、塀に囲まれ独立した建物は当時中村三雄大佐が住んでいた宿舎だった。地域の人は中村大佐の階級を知らなかったため、大将軍の住所として『将軍府』と呼んでいた」と、「将軍府」の名前の由来を説明した。
台湾が中華民国となった後、中村大佐の宿舎は、化学兵学校の劉漢英・教務長夫妻の住居となった。その後、空き家となり、2005年に花蓮県から歴史建築に指定された。
地域のボランティアによって保護が行われ、定期的に見学や文化イベントが行われ、人々の花蓮の歴史に対する認識を促してきた。しかし、近年、改修がされないまま痛みが激しくなり、地域住民や歴史の専門家はこの点を憂慮していた。
花蓮県文化局が5日、明らかにしたところによると、与党・民進党の蕭美琴・立法委員が立法院で幾度も保護を訴え、文化部及び国防部による視察を経て、文化部による補助が決まったという。
補助獲得に奔走した蕭・立法委員によると、文化部は、「将軍府」及び周囲の宿舎の改修費用として、台湾元1億4700万元(日本円約5億5158万円)の補助を行うことに同意したといい、12月中旬にも決定するという。