馬英九・総統が、日本が原発の再稼働に前向きなことに対し、強い関心を示した。
馬英九・総統は17日、日本の広中和歌子・元環境庁長官をリーダーとする訪問団と会見した。馬・総統は、「台湾と日本は、エネルギーの大部分を輸入に頼っている点、地震帯に属している点、電力網が独立しており海外から電力を輸入できない点など、多くの点で共通している事から、台湾は、東日本大震災による原発事故発生以降の日本の原発政策について強い関心を持っている」と述べた。
馬・総統は、日本は震災による原発事故発生後、一度はエネルギー環境戦略の見直しを主張し、全面的な原発廃止を目指したにもかかわらず、最近政策を転換し、厳格な審査を経れば再稼働できる形にしたと指摘、日本のエネルギー政策に強い関心を持っているとして、「昨日の新聞によれば、日本の原子力規制委員会は、鹿児島県の九州電力川内原発1、2号機について審査書案を了承した。秋にも再稼働する可能性が高い。今後、より多くの原発の運転が再開されるかどうかに関心を持っている」と話した。
馬・総統はまた、「台湾と日本の関係はますます密接になっており、観光客の人数も絶えず増加している」と指摘、6月末から行われている国立故宮博物院の日本展では、これまで海外で展示された事のない翠玉白菜、肉形石を含む収蔵品が展示され、2017年には逆に日本の東京国立博物館、九州国立博物館の貴重な収蔵品が台湾で展示されると説明し、こうした文化交流は未曾有のもので、意義は大きいと評価した。
中華民国政府は未来の非核国家を目指しているが、現時点では原発は必要との立場で、日本が安全性を確保した上で、原発の運転を再開させる動きを見守っている。