閣僚が参与した論文の問題が波紋を広げている。教育部の蒋偉寧・前部長はこのほど、学生と共同執筆した論文の審査に不正があったとの疑いで14日に辞任。最大野党・民進党の管碧玲・立法委員はさらに15日夜、台北医学大学のウェブサイトの資料を根拠に、衛生福利部の邱文達・部長の論文の量が異常に多いと指摘、実際に研究に参与した成果であるとは信じがたいと主張した。管・立法委員は、邱・衛生福利部長の論文は2005年だけで152あり、平均すれば2日に論文1つを書いていたことになるとして、行政院の江宜樺・院長に調査を求めた。
衛生福利部の王哲超・スポークスマンは16日午前、152の論文はオリジナルのものと、学生と共同で行った病例の報告、シンポジウムでの発表などの合計だと説明した。オリジナルの論文はそのうち31で、邱・衛生福利部長が主席執筆者となっているのは3つだったということ。
王・スポークスマンは、2005年前後、邱・部長は台北医学大学の公共衛生学部と医学部の教授を務めていた他、同時に副学長、萬芳病院の院長も兼務していたので毎年指導する学生も十数人にのぼり、多くの研究チームに参与していたと説明、152の「論文」はすべて邱・部長が参与したもので、邱・部長は学生の論文にも目を通していると強調した。