台湾の台中市に住む男性が、中国大陸の一次パスポートを使ってロシアを旅行して帰ってきたところ、台湾に持っていた戸籍が取り消されていたことが、論議を呼んでいる。
これについて、行政院大陸委員会は7日、台湾の住民がこの種の中国大陸のパスポートを所持することは、一次使用の旅行目的専用のパスポートであっても認められないと表明した。
大陸委員会は、海外に渡航する場合は事前に渡航先国のビザを取得すべきであって、便宜を求めようとして法律に抵触することは避けるように呼びかけるとともに、戸籍を取り消された男性については、関連機関と協議して救済に協力すると述べた。
大陸委員会では、「台湾で定められている『両岸人民関係条例第9条の1』で、台湾の人は中国大陸で戸籍を設けたり、中国大陸のパスポートを受領することは認められていない。これは、二重の身分が発生し、権利・義務の重複によってトラブルが起きることを避けると共に、国家の安全と利益を考慮したものだ」と説明している。