台湾の10月の消費者物価指数(CPI)は、2015年9月以来、この26カ月で最大の下落となった。
行政院主計総処が7日に発表した台湾の10月の消費者物価指数は、昨年の同じ月に比べて0.32%下落した。これは、2015年9月以来、この26カ月で最大の下落幅だ。また、今年2月に続いての下落となった。
これについて主計総処では、比較の対象となる昨年の物価水準が高かったことから、今年10月はこれに比べて下落したことが主な原因で、野菜が25%下落、果物が15%下落しているが、全般的に見ると物価状況は安定的な上昇となっていると指摘した。
主計総処よる、昨年9月に2つの台風が台湾を襲ったため、10月に野菜と果物の価格が高騰し、このため物価水準を押し上げた。このため、昨年10月に比べて今年10月は、野菜と果物の価格が下落している。野菜の値下がり幅の25%はこの6カ月で最大、果物の15%はこの51カ月で最大の下げ幅となるものだ。
ただし、行政院物価安定チームが観察の対象としている17項目の生活必需品は、10月の物価が前の年の同じ月に比べて2.2%上昇している。そのうち、豚肉、パン、牛乳、しょうゆは、いずれも5%以上の上昇となっている。また、野菜、果物、光熱費を除いた核心指数は1.13%上昇で、この9カ月で最高の上げ幅となっている。
主計総処では、「17項目の生活必需品の価格はいずれも上昇しているが、上昇幅は小幅だ」と指摘している。
一方、卸売物価指数(WPI)は、前の年の同じ月に比べて1.58%上昇で、3カ月連続で上昇となった。
そのうち、国産品国内販売の物価指数は3.15%だった。これは主に、卑金属、化学材料、石油、石炭の価格が上昇したことによるものだが、農産物価格が下落したため、上昇率を抑えている。
輸入物価指数は台湾元計算で1.98%上昇だった。台湾元が米ドルに対して4.32%値上がりしていることから、為替変動の要因を除いた場合、米ドル計算では6.40%上昇となる。これは、主に鉱産物、卑金属、化学品が値上がりしたことが原因だ。
輸出物価指数は、台湾元で計算した場合、0.01%下落だった。為替変動の要因を除いた場合、米ドル計算では4.32%上昇となる。そのうち、鉱産物、プラスチック、ゴム、卑金属の値上がり幅が比較的に大きなものとなっている。