中共国務院台湾事務弁公室の張志軍・主任は28日、「92年コンセンサス」と「両岸は一つの中国に属する」という原則を認めなければ、台湾海峡両岸は現在の膠着した状態から抜け出せないと重ねて述べた。これに対し、行政院大陸委員会は、両岸が智慧と忍耐力を発揮し、意思疎通することで歩み寄れることに期待すると応じた。
「両岸関係三十年の回顧と展望シンポジウム」が28日、中国大陸の上海で行われ、張・主任は席上、現在両岸が膠着した状態にある原因は、民進党が「92年コンセンサス」を打ち捨てたことだと主張、「92年コンセンサスの歴史的事実」を認め、「両岸が同様に一つの中国に属すること」を受け入れてこそ両岸関係は向きを変え、こう着状態から抜け出すことができ、その場合台湾のいかなる政党、団隊も中国大陸側と交流するのに障害は無くなると述べた。
これに対して大陸委員会は28日午後に書面で、中国大陸側が一方的に、両岸の交流に政治的前提を設けるという一貫した立場を示したことは確認しているとした上で、今後も中国大陸側の対台湾工作を注視していく考えを示した。
大陸委員会はそして、海峡両岸が智慧と忍耐力を発揮し、新たな考え方と新たなモデルによる意思疎通と対話を通して歴史と現在の問題に向き合うことで、双方を歩み寄らせ、両岸関係の発展に向けた新たな契機を共同で生み出そうと呼びかけた。