台湾の遠東国際商業銀行(遠銀)のシステムが外部からハッキングされ、日本円にして最大5000万円あまりが盗み取られた事件で、犯人グループの1人で運転手がスリランカで逮捕された。住居では共犯者も見つかった。スリランカのハッカーは、米国とオランダのサーバーを通して送金していた。
遠東国際商業銀行のシステムは3日に異常が見つかり、調査したところ、6000万米ドルが海外に送金されていたことが5日にわかった。内政部警政署刑事警察局は9日、捜査の状況を説明、通報を受けてからカンボジア、米国、スリランカの警察にこの送金の停止を要請、スリランカの警察は6日、情報に基づいてスリランカ籍の容疑者を1人逮捕したと明らかにした。
スリランカの警察はこの男の住居を捜査したところ共犯者も発見し、現在、事件にかかわった内容について取調べを進めている。逮捕した現場には約2万6000米ドルの現金があったということ。
銀行側の説明では、不正に送金されたのは6010万米ドルながら、大部分の送金が凍結・停止されたことで、被害額は最大でも50万米ドルにとどまるということ。カンボジア、スリランカ、米国が送金先だった。