行政院大陸委員会(陸委会)が、敵視や機嫌をとることで台湾海峡両岸問題は解決できないとの立場を示した。行政院大陸委員会は8日夜、香港やマカオから台湾にやってきて双十国慶節を祝う人たちを対象とした晩餐会を開催、張小月・主任委員があいさつした。
張・主任委員は、台湾の両岸政策では平和、安定、意思疎通、交流を求めているとした上で、中国大陸でまもなく開かれる、中国共産党第19回「全国」代表大会に大きな関心を払っていると述べた。また、11月に米国のトランプ大統領が大統領就任後初めて中国大陸を訪問することも、今後の両岸関係に影響するとしている。
張・主任委員は、蔡英文・総統のいうとおり、中国大陸は世界で二番目に大きい経済体に成長するなど、現在の両岸関係は過去とは異なり、互いを敵視する態度で両岸関係にあたることや、相手の機嫌をとろうとすることで問題は解決できないと強調した。その上で張・主任委員は、台湾は主権と尊厳、公平と対等を堅持するが、「かなりの柔軟性を持っている」として、意思疎通と対話によって、双方に利益のある局面を生み出せるよう希望した。
張・主任委員は、両岸関係は「0」か「1」かの選択肢ではなく、「0」と「1」との間に大変多くの選択肢があるはずだと述べた。