中華民国の海運業界は11日、台北市で海運記念日60週年祝賀パーティーを開催した。
同パーティーに招待された交通部の陳建宇・政務次長は挨拶の中で、国連の最新データを元に、中華民国台湾籍の船舶の総トン数が4426万D.W.T(載貨重量トン)に達し、世界10位となった事を明らかにした。また、世界景気が緩やかに回復する中で、今年上半期、台湾南部、高雄港のコンテナ数が、過去最高の732万TEUを記録した事、またこの内、1万TEU以上の大型コンテナ船の寄港が、昨年の6倍の延べ35隻だった事に触れ、こうした事実から、高雄港は依然、アジア太平洋地域の重要なハブ港といえる、と強調した。
交通部の陳・政務次長はまた、海運業者に対し、より優れた経営環境を提供する為、交通部では各商業港のインフラ及びソフト面のレベルアップを図っていると説明、昨年12月、台湾北部、基隆港の東岸に完成した新たな連絡道路に続き、今後5年間に渡って台湾元660億元を投入し、台湾の重要な商業港を、自由貿易港に生まれ変わらせていく方針である事を明らかにした。
交通部の陳・政務次長は具体的な内容について、「今後5年間、台湾元660億元を投入し、高雄インターナショナルコンテナターミナルの第2期計画を推進するほか、基隆港、高雄港の両港に、客船専用エリアなど大型の埠頭建設を推進する。このほか、昨年、行政院が決定した、台湾南部、台南市の安平港の自由貿易港エリア化に続き、高雄港にも49ヘクタールの南星自由貿易港エリアを新設する。つまり、今後、台湾の各国際港は自由貿易港エリアを核心とし、国際的なロジスティクス産業の発展を牽引していく事になる。」と説明した。
このほか、台湾を訪れる世界のクルーズ客船は年々増加しているという。今年は延べ528隻寄港し、入出境者は、昨年比4割増の延べ76万3000人に達すると予想されている。交通部では今後も、日本や中国大陸の上海、アモイ、香港などの港と共同でクルーズ客船のピーアールを行い、台湾がアジアにおけるクルーズ客船の母港と発展する為の礎を築きたいとしている。