中華民国台湾が欧州で唯一国交を結んでいるバチカンと中国大陸とが接近する動きに外交部が警戒を強めている。外交部欧州司の高安・司長は5日、バチカンが中国大陸に接近している主な理由は、中国大陸にいる多くのカトリック教徒に対する関心でありで、政府はこうした接近を布教と牧会教育の目的のためだと考えていると説明した。
高安・司長はその上で、外交部はバチカンと中国大陸の交流を行うそれぞれの部署の動向に常に関心を払っていると明らかにした。高安・司長は、「政府は引き続きバチカンと中国大陸の交流を注視していく。バチカンと中国大陸側のワーキンググループによる会談だ。実際、中国大陸にはカトリック教徒が多い。しかし、彼らは信仰の自由、教務の問題などで、バチカンとの間に大きな隔たりがある」と述べた。
高安・司長は、バチカンは台湾における信仰の自由と積極的な発展を続けるカトリック教徒をこれまでずっと高く評価していると強調、特にカトリック教徒が社会福祉や慈善活動、教育などの面で果たしている努力が歓迎されていることで、今年、5年に一度の、「船員司牧(海の使徒職)世界大会」が台湾で初めて開かれるにいたったのだと説明した。