台湾北部・台北市にある植物園に、かつて台湾で植物の採集に努めた、フランスのフオリー神父と日本の早田文蔵博士を記念する彫刻が設置された。フオリー神父は1901年に台湾にやってきて植物採集を始めた。1913年、植物採集中にヒルが体内に入り込んだことで1カ月後に死亡した。享年68歳で、台湾に滞在した12年間に1万種類あまりの植物の標本を収集した。
台北植物園にはこの神父の記念碑がもともとあったが、第二次世界大戦末期に消失。行政院農業委員会は記念碑の再建を計画し、遺族などと連絡を取り合い、3年間をかけて改めて彫刻を作り上げた。
また、台湾の植物の父とされる日本の早田文蔵博士は台湾に滞在した20年間に1600種類の植物を命名した。台湾に残る早田博士の写真はいずれも画質が悪かったため、アメリカのハーバード大学で写真を見つけ、今回の早田博士のレリーフを作ったということ。
除幕式は30日に行われ、行政院農業委員会は、台湾で植物を捜し求め、それを命名した先人のことを皆が忘れることのないよう願った。