行政院農業委員会は、台湾に対して欧州連合(EU)のIUU漁業規制警告が出しているイエローカードを年内に解除することに自信を示している。
IUU漁業とは、違法、無報告、無規制で行われる漁業の略称で、EUはIUU漁業規制に違反している国に警告を出している。EUは2015年10月、台湾に対してIUU漁業規制警告でイエローカードを出した。それから2年近くの間、漁業を管轄する行政院農業委員会では、違法漁業の撲滅に関する関連の措置を進め、法律面での整備を進めると共に、監視システムを強化するため24時間体制での漁船監視センターを運営し、台湾の遠洋漁船1200隻の監視を行っている。また、水産品のトレーサビリティーを強化し、水産品が合法的に取得されたものかどうかの追跡を可能にた。さらに、国際協力を推進し、これまでに21カ国と漁業協力を確立した。
これについて、農業委員会の胡忠一・主任秘書は、「EUが求める関係の措置は、すべて整い、実施している。IUU漁業規制に違反する漁船に対しては、厳罰に処している。10月中旬にEUが担当者を台湾に派遣して査察を行った後、年内に台湾に出されているイエローカードは解消されるという自信を持っている」と語った。
行政院農業委員会漁業署の統計によると、農業委員会による法令改正後、これまでに違反案件は34件あり、合わせて3600台湾元(日本円およそ1億3500万円)の罰金を科している。そのうち、罰金額が最も大きかったのは600万台湾元で、許可なく漁獲物を船から降ろしたのが理由だ。