台湾の原住民族シンガー、サンブイ(桑布伊)が今年のグローバルミュージックアワードで、先住民族ワールドミュージック部門金賞を受賞した。グローバルミュージックアワードは、世界のインディペンデントのミュージシャンを発掘し、広く紹介することが目的。サンブイのアルバム『Yaangad』の受賞は、台湾の原住民族音楽に対する高い評価を示している。
サンブイは今回の受賞について、国際的な賞を受けたことは大変うれしいとした上で、自分は母語を使って、先祖が伝えてきた物語を音楽にして皆に届けたいとずっと思っていると話した。彼は、台湾原住民族のピュマ族独特の民族文化をみなと共有できるよう希望している他、原住民族のおかれている環境、万物に対する重視についてより多くの人たちと交流していく考えを示した。
海外で歌うと、そこの人たちはみな、「どこから来た声だろう」と驚くと話すサンブイは、受賞したことで、海外で歌う機会が増えるならばいつでも出かける用意ができていると強調、その場合、たとえ風、川、海に向かって歌わなければならなかったとしても、それはいずれも土地との関係を伝えるのであり、すばらしいことだと期待した。
サンブイは、「音楽を共有する機会が増えれば増えるほどいい。自分はこうした作品を作ったわけだから、歌っていくのは責任だ。世界各国の片隅、小さな国の集落でも自分は歌いに行く用意がある」と話した。