駐米代表が、台湾と米国の関係が米国の北朝鮮への対応と結び付けられることを警戒した。北朝鮮をめぐる緊張が高まっていることが、米国の台湾に対する態度に影響することを心配する声が上がっている。かつて米国国家安全保障会議で上級アジア部長を務めたマイケル・グリーン氏は5日、米国が北朝鮮問題を解決するため、台湾を中国大陸との交渉カードにすることは戦略上の大きな誤りだと警告した。
中華民国の高碩泰・駐米代表は米国東部時間の6日、メディアの取材に応じた。米国が北朝鮮問題のため、台湾を犠牲にする可能性について高・駐米代表は、台湾関係法が施行されて以来これまで、米国が台湾との関係を重視することでは共和党と民主党は一致しているとし、米国にとって台湾関係法は法律であるのみならず、道徳的な使命になっているとの見方を示した。そして、米国が北朝鮮問題に対応するため、台湾をテコに使ったり、交渉カードとみなすことは理性的な思考と相反するものだと述べた。
一方で高・駐米代表は、こうした仮定の議題が現実味を帯びないよう常に警戒しておくべきだと指摘、台湾と米国の関係では共通の価値を強調し、北朝鮮の問題や南シナ海の問題が台湾、米国、中国大陸の三者関係と結びつくことは断固避けなければならないと警戒感を示した。