蔡英文・総統は5日、記者会見を行い、4日に辞意を表明した林全・行政院長の後任として、台南市の頼清徳・市長が就任することを明らかにした。
蔡・総統は、政権担当チームの重心は次第に「計画」から「執行」に移りつつあるとして、頼・台南市長へのバトンタッチという人選は的確だと述べた。蔡・総統は、頼・台南市長について、「民意代表から地方自治体のトップとなるまで、民意をくみ取り、社会のニーズに素早く対応してきた。その優れた執行力は誰の目にも明らかであり、これまで発揮してきた決断力を、政府においても発揮してくれることと信じている」と期待した。
蔡・総統はそして、改革の方向はすでにはっきりしているとして、頼・新行政院長に対し、7つの項目を挙げ、これが達成できるよう、万難を排し、行政チームのトップとして全力で突き進んで欲しいと期待した。
蔡・総統が挙げた7つの項目とは、「5プラス2の産業イノベーション計画の加速」、「将来を見据えたインフラ建設計画の効率的な執行による、投資の全面的な成長促進」、「労働者の安全と福利の強化及び経済のモデルチェンジの中、産業界が必要とする人材を確保し、順応性を保つこと」、「エネルギーのモデルチェンジを全力で進め、安定した電力供給を保ち、非核国家を確実に実行すること」、「税制改革の完成と、すでに着手した各項目の改革の続行」、「長期介護及び託児計画の迅速な執行」、そして「全体的な計画の強化により、執行スピードと予算効果の有効的な管理」の7項目。
蔡・総統はそして、「頼・台南市長の人格と能力は、これまでの林全・行政院長同様、任務を安心して任せられる」と述べ、高い信頼感を示した。
蔡・総統はまた、林・行政院長について、5プラス2の産業計画、エネルギー改革、移行期の正義、年金改革、将来を見据えたインフラ建設計画、司法改革を推進してきたほか、社会住宅、長期介護、託児計画、空気汚染、アンチドラッグ、食品安全などの諸問題に対する政治的見解を、具体的な施政計画にしてきたとして、これまでの貢献を労うともに、今後のサポートを期待した。