政府による「全国文化会議」が2日、15年ぶりに行われた。蔡英文・総統は開幕式であいさつし、時代の変化に伴い文化政策にも新たな思想と試みが必要だとし、文化部が今回第一線の文化人、並びに国民全体と「文化会議」を開く目的を説明した。
蔡・総統は、文化は国の魂であり、文化に活力があれば国も力を持てると指摘、中華民国台湾は決して大きくはないが、文化のソフトパワーは世界の主要国家に劣らないと強調した。蔡・総統は、先ごろ閉幕したユニバーシアード台北大会の開会式でのパフォーマンスを担当したディレクター3人の平均年齢は35歳で、パフォーマンスでは台湾の多様なエスニックグループの要素を表現したこと、また、国際的に評価されたテレビドラマ、『通霊少女』のスタッフは平均30歳だったことに触れ、「こうした例は、ローカルであればあるほど国際的になることを証明している。より整った体系を構築すれば、若者はこの土地でルーツを見出し、無限の題材を掘り起こせる。このため我々の文化政策は文化資産の保存を重視せねばならない」と述べた。
蔡・総統はそして、文化部が進める「鉄道博物館」、「歴史の現場再現」、「台湾芸術史の再建」はいずれもイノベーションと伝承を共存させ、台湾の過去を未来に向かう基礎に転換するものだと評価した。