2017年夏季ユニバーシアード台北大会では26日、陸上の男子やり投げ種目が行われ、中華民国台湾の鄭兆村・選手が最後の一投で、アジア新記録となる91メートル36センチを投げて優勝。また、黄士峰・選手も銅メダルを獲得した。
二人は26日の競技で、互いにユニバーシアード記録を更新。まず、黄・選手が第4投で86メートル64センチを投げ、1997年の大会記録86メートル50センチを破った。次いでドイツの選手が第5投で88メートル33センチを投げて更新。
そして鄭兆村・選手は最後の第6投で、91メートル36センチという脅威的な投擲を見せた。この記録は今年の世界5位。ドイツの選手は負けじと最後の一投に賭けたが、91メートル7センチで銀メダルにとどまった。ユニバーシアードの男子やり投げ種目で台湾の選手が金メダルを獲るのはこれが初めて。アジア記録である他、リオデジャネイロオリンピックの優勝レコードをも上回る。90メートル以上の記録を持つのは世界で12人のみ。アジアでは初の快挙。
鄭・選手は、試合前にコーチに対し、90メートルを超える投擲で「アジアのレジェンド」になりたいと話していたと明かし、夢が実現したと喜んだ。鄭・選手は、以前ならリードされると頭の中が真っ白になっていたそうだが、今回は「最後の一投で、学んだものをすべて出し切ろうと思い、いろいろなパターンを試してみて、一番リラックスした方法が最もいいと気づいた。それがいい結果につながった」と話した。鄭・選手は23歳、輔仁大学体育学科で学んでいる。
黄士峰・選手は、「忘れられない夜になった」と話し、鄭兆村・選手と陸上男子100メートルで優勝した楊俊瀚・選手が、台湾も陸上競技で金メダルを獲れることを世界に示してくれたと二人を称えた。