中央銀行の最新統計によりますと、中国大陸で使用されている通貨、人民元の台湾での預金は3カ月連続で増加している。
中央銀行が15日に発表した、台湾の銀行が取り扱った人民元業務に関する最新統計によると、7月末の時点で預金残高は3093億人民元余り(日本円およそ5兆1166億円)で、前月末に比べて1億3700万人民元、比率にして0.04%増加した。これにより、台湾での人民元預金は3カ月連続で増加となった。
この人民元預金には、NCD(譲渡性預金)とDBU(外為指定銀行)の2768億人民元余りが含まれており、前月末に比べて11億人民元余り増えている。これに対して、法人顧客を中心とするOBU(オフショア・バンキング・ユニット、国際金融業務支店)での預金は9億人民元余り減少し、325億人民元余りだった。
これについて中央銀行は、「台湾の人民元預金は安定水準の状況に入っており、変動幅は小幅となっている。DBUが比較的に安定しているのは、台湾内のものだからだ。OBUは、海外に進出している台湾系企業が非常に活発に資金の調達を行う場所であり、特に外貨の調達が行われ、台湾元の為替レートには関わらない。このため、常に資金の移動が見られる。特に、多国籍企業、台湾系企業はDBUとOBUのいずれにも口座を持っており、資金の移動が行われることは正常だ」と説明しています。
人民元預金を持っている他の国・地域を見ると、かつて1兆人民元を超えたことがある香港は、6月末の時点で5261億人民元、5月末に比べて13億人民元の小幅な増加となっている。韓国は、6月末で83億人民元、5月末に比べて減少している。シンガポールは最新統計で1270億人民元、昨年第4四半期(10~12月)に比べて1%の小幅増加となっている。