台湾の高級ホテルが、海外の宿泊者誘致の為、スマートフォン無料レンタルサービスを導入する。
世界最大の電子機器受託生産会社、台湾のホンハイ精密工業が台湾元44億元(日本円約160億円)出資した香港のベンチャー企業、ティンク・ラボ(Tink Labs)は、「ハンディ(Handy)」と呼ばれる、ホテル向けのスマートフォンの無料レンタルサービスを行っている。
「ハンディ」は、香港では5割を越えるホテルで導入されているが、この度、台湾市場に進出した。ティンク・ラボではまず「パレ・ド・シヌ・ホテル」、「ホテルインディゴ高雄セントラルパーク」など五つ星ホテルで導入、「台北シャーウッドホテル」、「台北マリオットホテル」でも間もなく正式にサービスが開始されるという。
「台北シャーウッドホテル」及び「台北マリオットホテル」の関係者が15日に明らかにした内容によると、「ハンディ」のサービスの内容は、各ホテルとティンク・ラボとの契約内容によるという。
「台北シャーウッドホテル」及び「台北マリオットホテル」の広報担当、陳緯嘉・経理は「我々、シャーウッドホテルとマリオットホテルは、台湾のホテルとして、ハンディのサービスを展開する第一弾のホテルといえる。我々が提供するサービスは、台湾及び中国大陸、香港、日本、韓国、アメリカ、シンガポールそしてマレーシアへの国際電話及びスマートフォンによる4Gのインターネットへの接続サービスだ。」と説明した。
陳・経理によると、このほか、宿泊客向けに旅行ガイドや、「ハンディ」の利用者同士によるスマートフォン通話を提供するということで、部屋のグレードに関係なく、両ホテルの全ての利用者は追加料金なしに利用できるという。
なお、「ハンディ」の大株主は世界最大の電子機器受託生産会社、台湾のホンハイ精密工業であることから、インターネット接続、通信は、ホンハイ精密工業が株主となっているアジア・パシフィックテレコムと提携するほか、提供されるスマートフォンも、ホンハイと、シャープが技術提携した機種となっている。
ホテル業界では、自国同様にスムーズな通信サービスを提供することによって、海外の宿泊客の誘致を目指している。