7月の輸出が予想を上回り、過去32ヶ月で最高だった。財政部は7日、7月の輸出入統計(税関ベース)を発表した。7月の輸出は前年同月比12.5%プラスの271億1000万米ドルで、過去32ヶ月で最高だった。輸出が270億米ドルを上回ったのは今回の景気回復過程で初めて。また、月ベースでの前年比プラスは10カ月連続。
財政部では、国際的な携帯電話メーカーの新製品をにらんだ在庫確保が現れつつあるとしている。輸出品目別に見ても、多くの品目が前年比で二桁成長の好調さを見せている。特に、機械は中国大陸への半導体製造設備や工作機械の輸出が好調な他、欧州の政治不安がここへきて解消され、投資ムードも回転し始めるなど、機械への需要が高まっているという。7月の機械の輸出は月ベースで過去二番目に多くなった。また、前年比25.2%のプラスという数字も全品目でトップ。電子部品は前年比9.4%増の87億1000万米ドルで過去4番目に多かった。
7月の輸出先はいずれも好調で、中国大陸、香港、ASEAN、欧州への輸出の前年比プラスは10カ月以上連続。米国向け輸出は18.7%増と、過去6年で最大の成長率となった。また、日本向けも19億4000万米ドルで、月ベースでは過去4番目の規模となった。
今後の見通しについて財政部は、世界経済が安定して回復しつつあり、さらに携帯電話の新製品を仕入れる動き、さまざまな電子製品の買い替え、新技術の応用範囲拡大などの要素から8月も輸出は好調で、四半期ごとに好調さが増すのではと楽観的な態度を示した。