アジア人として初めて、フィリピン籍のシスターが台湾での貢献により、中華民国への帰化が認められた。立法院は昨年末に国籍法を改正、中華民国に対して特殊な功績のあった外国人は祖国の国籍を放棄せずとも、中華民国に帰化できるようにした。
内政部と台湾中南部・嘉義県政府は4日、台湾で奉仕活動を行って30年近くとなるフィリピン籍のシスター、満詠萱さんに共同で帰化の証書と中華民国の国民身分証を発行。満詠萱さんは、特殊な貢献によって帰化が認められた初めてのアジア人。このところ帰化を認める動きは相次いでいるが、これまでは欧米からやってきた神父や牧師が主だった。
内政部の邱昌嶽・次長と、嘉義県の張花冠・県長はそろってカトリック教会敏道家園をたずね、満詠萱さんに国籍証書と身分証などを手渡して、満詠萱さんが長期にわたって、嘉義県で重度の心身障害に悩む人たちに対する奉仕活動に努めてきたことに感謝した。
満詠萱さんは1990年に台湾にやってきて、薬剤師としてのスキルを生かして昼夜を問わず、嘉義県東石の聖心教養院で暮らす心身障害者の子供たちをサポートしてきた。2014年にはこうした子供たちの人生の最後までをケアするため、カトリック教会敏道家園に移ってきたという。