東日本大震災のときに多大な義捐金を贈った台湾の人たちに感謝するため、台湾にある日系デパート、大葉高島屋で、「奇跡のピアノ」の演奏会が行われている。
2011年3月11日、福島県いわき市にある豊間中学校の卒業式に使われていたピアノが津波で壊れてしまった。修復不可能と見られていたが、再建のために力を尽くしたいと願った地元の調律師、遠藤洋さんが、半年の歳月をかけて修復を成し遂げ、「奇跡のピアノ」と呼ばれている。
遠藤洋さんはこのたびピアノとともに台湾を訪れ、演奏前のピアノの調律を行い、すばらしい音色を聞いて、耳で被災地再建の成果を耳で感じ取ってもらうと同時に、台湾の人たちに感謝の気持ちを伝える。
演奏会と同時に、幅360センチ、高さ450センチの巨大な絵画作品も展示される。これは「未来」という題がつけられており、日本の画家、浅井祐介さんと岩手県大槌町の20名の子どもたちが共同で完成させたもの。子どもたちの再建への希望が描かれている。絵画作品のほかにも、被災地の人、動物、景色などを撮影したモノクロ写真16作品もあわせて展示される。
「奇跡のピアノ」演奏会は、13日まで、台北市内の大葉高島屋で、週末午後3時、夕方5時、月曜日から金曜日の夕方5時、7時に、地下一階の吹き抜け広場で開かれている。