第三原子力発電所の2号機が冷却水システムの故障で運転をストップ、再稼動への審査が急がれている。台湾南部・屏東県に位置する第三原子力発電所の2号機は23日午前1時10分に原子炉の冷却水システムのポンプ3台のうち1台が故障したことで緊急停止した。現在は安全に停止した状態で放射能漏れの恐れはない。
行政院原子力エネルギー委員会管制処の張欣・処長によれば、台湾電力公司は23日午前9時に同委員会に報告書を提出し、運転停止の原因についても説明したと明らかにした。
2号機の電力供給能力は95.1万キロワットで、今回の運転停止によって今週、電力供給が厳しくなる恐れがある。経済部の李世光・部長は24日に開かれた経済部による記者会見の中で、台湾電力では2号機の修理を終えており、24日午前6時に原子力エネルギー委員会に対して再起動の申請を済ませたと説明、経済部としては25日に運転が再開できるよう希望する立場を示した。
経済部では台湾電力に各発電設備の監視や測定、正常な運転の維持を命じている他、各種の状況を想定、発電設備の調達などを検討した結果、今週電力供給に支障が出ることは避けられるとの見通しを示した。
しかし、24日、台湾北部の台北市では気温が36度まで上昇し、電力消費が3614.8万キロワットに跳ね上がった。この電力消費は今年最高、過去2番目のレベルだという。台湾電力は、24日の予備率が今年最低、過去4番目に低い2.54%となったと明らかにした。91.7万キロワットという余剰電力は、電力制限の警戒レベルである赤色信号まで1.7万キロワットに迫った状態。