台湾北部・新竹県の邱鏡淳・県長が、ムスリムの観光客呼び込みに向けてハラル認証を推進する考えを示した。政府は現在、東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアとの幅広い関係強化を目指す「新南向政策」を進めており、各県・市では貿易、文化、観光などで同政策に合わせた動きが見られる。
新竹県の邱鏡淳・県長は19日、中央放送局の番組に出演。番組の中で邱・新竹県長は、新竹県には山、海、湖の自然景観など、豊かな観光資源がある他、台湾で二番目に大きいエスニックグループ、ハッカ人の文化、さらには特産品である多様な農産物があると強調、その上で、海外からの観光客を呼び込むため、新竹県では台北市の松山空港、そして桃園市の台湾桃園国際空港のツーリストセンターで多言語で書かれた新竹県のパンフレットを無料配布している他、今年9月には県内の業者を率い、マレーシアで開かれる旅行見本市に参加して新竹県を大いにアピールすると明らかにした。
邱・新竹県長はさらに、世界のイスラム教徒、ムスリムの人口が増えていることに着目、台湾にやってくるムスリムの観光客も昨年は延べ人数で約18万人まで増えてきたと指摘し、ムスリムの観光客呼び込みに県をあげて取り組む姿勢を示した。新竹県では交通部観光局の進める「ムスリムにフレンドリーな環境整備を」という政策に加わっていく他、県内の業者が、ムスリムの人たちが食べられる食事、環境の認証である「ハラル認証」を取得するよう促していると明らかにした。すでに複数の遊園地やレストランがこの認証を得ているということ。
邱・新竹長は、「ハラル認証の取得手続きには、食材の選び方、調理法、環境、食器、レストラン内の祈祷ルームなどさまざまな規定がある。すでに六福村テーマパーク、アラジンレストランが認証を取得している他、新竹シェラトンホテルも現在申請中だ」と話した。